やるときゃやります!

日々のくだらん出来事から、社会保険労務士業に関することをぼちぼち書いてます。

社会保険労務士になる!って大変なのか?(前編)

 

ようきたなっ!まぁ、ゆっくりしてって下さいなm(__)m

 

さて、これまでに”社会保険労務士って何ぞや?(前編後編)”を書きましたが、少しは実態を分かっていただけたかな!?と思ってます。

関連する法律も幾つか述べていますが、まだお披露目されていない法律もありますので、今後の事も踏まえ整理したいと思います。

そこで、今回から2回にわたって”社会保険労務士になる!って大変なのか?”と言うお題で、社会保険労務士試験の全容を解説しながら、どのような範囲と知識を習得しているかを説明することにより、社会保険労務士に対するより一層の理解が深まればエエと思ってます。

 

社会保険労務士試験は厚生労働大臣の委託により行われる国家試験であり、例年ですと8月の第4日曜日に試験が実施されます。よって、チャンスは年に1回です!

試験時間は、午前中の択一式が210分、午後の選択式が80分であり、真夏のめっさ暑い日にかなり長丁場の試験を受けなければなりません(苦笑)

受験資格や 受験者数・合格率・合格者別年齢層などの詳細は社会保険労務士試験オフィシャルサイトに譲りますが、ここ5年位の統計ですと、毎年5万人弱の受験者数に対して、合格率は6~8%程度(合格者数:3,000~4,000人程度)となっています。

国家試験の中ではそこそこ難易度の高い部類だと思いますが、同じくらいの合格率である行政書士・税理士試験に対して合格しづらい理由があります!

詳しくは後編で述べますが、毎年の合格発表後は運があった!なかった!で、アホぉ~のように騒ぐ輩が頻出します(笑)

 

次に試験内容ですが、試験科目・科目ごとの問題数と配点(1問当り)・満点は下表のようになります。

 

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なお、択一式と選択式の詳細は下記の通りです。

 択一式・・・正確には5肢択一式であり、設問によって正しいor誤りの何れか  

       1つを選びます。

       よって、1科目あたり50肢(5肢×10問)、全体で350肢の正誤

       判断を行うことになります。

 選択式・・・分かりやすく言うと穴埋め問題です。1問に対して5つの空欄が

       あり、それを用意された20個の選択肢から選びます。

       選択肢は5つにグループ分けできる(あくまで自力です!)ので、

       1つの穴埋めに対して4つの選択肢があると考えればよいです。

 

さて、前編の最後として試験科目について触れておきます。

①・②・③・⑥・⑦は”社会保険労務士って何ぞや?(前編)”で、⑧は”社会保険労務士って何ぞや?(後編)”で簡単に説明しましたので、そちらをご覧ください。

分かりにくかったらスマン!

個々の内容の詳細は今後のブログを待て!m(__)m

なお、②・③の括弧書きですが、これは労働保険については別の法律(※)で保険料の徴収に関する内容(計算方法・納付期限・罰則など)を定めているものであり、それらについても含みますよ!と言うことです。

略称として”労働保険徴収法”と呼ばれるのが一般的であり、今後のブログでも略称で記述していきます。

 

問題は④・⑤なんです!

合格しづらい!と上記で少し触れたことにも関係しますが、この二つは表現方法からして”~に関する一般常識”となっているように、試験対策上および実務上の観点からしても膨大な範囲の法律をカバーする必要があります。

獅子丸は某専門学校に通って学習することで試験を乗り越えましたが、その専門学校のテキストを見返すと、次の通り④だけで21種類、⑤でも9種類の法律を学習しました。

 

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④・⑤以外の6つの法律に比べればあさ~~~く学習しましたが、それでも一般常識を問われるので上記30種類以外からも出題されます。ニュースや新聞などで、労働環境や社会情勢などを意識的にチェックする癖をつけておかないと、得点しづらい科目なんです。

今は専門家ゆえに、それなりにちゃんと情報収集を行っています!

ちなみに、上表に掲載した法律について個々の解説はしません。

出来ません!したくありません!!ので悪しからず・・・(-_-;)

法律名からなんとなく想像してください(笑)

④・⑤以外の法律については個別に触れていきますので、その際に④・⑤の中から関連する内容がある場合はセットで説明します。

 

ってなわけで、前編として”社会保険労務士になるためにどのような知識が必要であるか!”について、試験内容に着目して書いてみました。逆説的に言えば”社会保険労務士はどのような知識を有しているか!”を示していると考えて下さい。

くどいようですが、法律名を主体に知識の大枠を示しただけですので、個別の内容は今後のブログにこうご期待!です(笑)

 

一応、前編で大枠は示せたんですが、後編では合格するのが如何に大変か!と言う試験制度上のくら~~~い部分!や、合格後から正式に社会保険労務士を名乗るまでに二つの道があること!などを織り交ぜながら、どやっ!社会保険労務士になるって大変やろ!!と言うことを知ってもらえたらと思ってます。

 

では!おおきに~ヽ(^o^)丿